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4.表示形式

「書式」「セル」「セルの書式設定」から「分類」「種類」は上図を参照して下さい。

4−1.〈0.5〉を〈1/2〉と分数表示する
分類 分数
種類 分母を2に設定(1/2) (リストBoxから選択)
分母は桁を指定できたり、数字を固定できる。分母により分子が少数になる場合は、四捨五入になる。数値データなので計算もできる。


4−2.〈1000〉を〈(1,000)〉とカッコ付きで表示する
分類 ユーザー定義
種類 (#,##0);(-#,##0) (テキストに入力)
通常〈(10)〉と入力すると〈-10〉となり、〈’(10)〉と入力すると〈(10)〉となるが、文字データとなり計算ができない。3桁区切りの両端に( )を付けることににより、カッコ付き数字になり計算もできる。

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4−3.〈1230000〉を〈1,230千円〉と表示する
分類 ユーザー定義
種類 #,##0,"千円" (テキストに入力)
会計で大きな額を丸めて計算させると、合計値などが元の数値と合わなくなることがある。こんな時、便利なのが入力値をそのままで表示形式だけ変えてやるやり方です。"#,##0"は3桁区切りの表示形式ですが、その後の","が下3桁を表示させない意味を持ちます。また、百万円で区切る時は、",,"とカンマを2個付けます。末尾の"千円"は文字として認識されますが、データは数値データなので計算もできます。


4−4.〈1230〉を〈\1,230-〉と表示する
分類 ユーザー定義
種類 \#,##0"-" (テキストに入力)
領収書などで桁の改ざん防止で末尾に"-"を付ける時に使用する。(数値データ)


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4−5.〈1234〉を〈千二百三十四〉と表示する
分類 ユーザー定義
種類 [DBNum1]G/標準 (テキストに入力)
漢数字を表示させる。(数値データ)


4−6.〈1234〉を〈壱千弐百参拾四〉と表示する
分類 ユーザー定義
種類 [DBNum2]G/標準 (テキストに入力)
旧漢数字を表示させる。(数値データ)


4−7.特定のデータに対して表示形式を設定する
分類 ユーザー定義
種類 正の数の書式;負の数の書式;"0"の書式;文字列の書式
特定のデータだけ非表示にしたい場合や、文字に色を付けたりできる。
例1)数字は3桁区切り、"0"は非表示、文字は通常で表示する
分類 ユーザー定義
種類 #,##0;-#,##0;;G/標準
正、負の書式には3桁区切りの設定、"0"の書式は何も入力しない、文字列の書式のは、文字データをそのまま表示させる意味。(数値の場合は数値データ、文字の場合は文字データ)
例2)正の数は青、負の数は赤、"0"は黒、文字は緑で表示する
分類 ユーザー定義
種類 [青]#,##0;[赤]-#,##0;G/標準;[緑]G/標準
指定できる色は、黒、青、水、緑、紫、赤、白、黄の8色であり、それぞれの色名を[ ]で囲む。色を指定しない場合は、シートで指定されている色になる。


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4−8.数値によって色分する
分類 ユーザー定義
種類 一つ目の条件;二つ目の条件;一つ目二つ目以外
データを条件比較して色を付ける。
例1)"10,000"以上は紫、"1,000"以上は青、それ以外は黒で表示する
分類 ユーザー定義
種類 [紫][>=10000]#,##0;[青][>=1000]#,##0;#,##0
比較演算子は、">"(より上)、"<"(より下)、"="(同じ)、">="(以上)、"<="(以下)、"<>"(以外)が使え、一つ目、二つ目の条件に合った場合はその書式を、それ以外は三つ目の書式となる。


4−9.〈2002/8/1〉を〈平成14年8月1日〉と表示する
分類 日付
種類 平成9年3月4日 (リストBoxから選択)
[分類]リストBoxから"日付"を選択、[種類]リストBoxから"平成9年3月4日"を選択する。


4−10.〈2002/8/1〉を〈H14.08.01〉と表示する
分類 ユーザー定義
種類 gee.mm.dd (テキストに入力)
日付を縦に並べる時、桁揃えをしたくなる。そんな時に必要となる表示形式である。ここで、"g"は元号アルファベット1文字 (H)を、"ggg"は和暦(平成、昭和)を表示する。


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4−11.〈2002/8/1〉を〈2002.08.01〉と表示する
分類 ユーザー定義
種類 yyyy.mm.dd (テキストに入力)
"yyyy"は西暦4桁(2002)を、"yy"は西暦2桁(02)をそれぞれ表示する。


4−12.〈2002/8/1〉を〈平成14年8月1日(木)〉と表示する
分類 ユーザー定義
種類 ggge"年"m"月"d"日""("aaa")" (テキストに入力)
曜日で"("aaaa")"と入力すると(木曜日)と表示される。"("、")"を省いて aaa は 木 、aaaa は木曜日となる。


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4−13.〈2002/8/1〉を〈平成14年〉と年号のみ表示する
分類 ユーザー定義
種類 ggge"年" (テキストに入力)
月のみの場合は、m"月",日のみの場合は、d"日"となる。


4−14.〈17:40〉を〈5:40 PM〉と表示する
分類 時刻
種類 1:30 PM (リストBoxから選択)
[分類]リストBoxから"時刻"を選択、[種類]リストBoxから"1:30 PM"を選択する。


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4−15.24時を超える時間を表示する
分類 ユーザー定義
種類 [h]:mm (テキストに入力)
通常、24時を超えると0時からの時間に換算した時間が表示されるが、残業時間のカウントなどは24時を超えて表示する必要がある。こんな場合は「時間」の部分に当る h を [ ](カギカッコ半角)で囲んでやると24時以降の時間を表示してくれる。


4−16.60秒を超える秒を表示する
分類 ユーザー定義
種類 [ss]"秒" (テキストに入力)
通常60秒を超えると分に繰り上がるが、実験結果などで60秒を超える表示が必要な時がある。こんな場合は「秒」の部分に当る ss を [ ](カギカッコ半角)で囲んでやると60秒以降の秒を表示してくれる。


4−17.1/100秒を表示させる
分類 ユーザー定義
種類 mm:ss.00 (テキストに入力)
短距離競争の計測で必要になるのが1/100秒単位の表示である。mmで分、":"でつないで ss.00 で 秒.00 で 1/100 まで表示される。


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5.グラフ

5−1.「棒グラフ」で、合計値をグラフ内に描画せず、データテーブルのみ表示させる

通常、棒グラフを作成し、データテーブルを表示させると「グラフ 1」のグラフになります。しかし、合計値はデータテーブルのみ必要で棒グラフ(縦軸の最大値が大きくなるため支店別の差が読み取れない)はいらないと思いませんか。








そこで「グラフ 2」にしてみました。これだと支店別の差がはっきりと現れ判りやすいグラフとなり、合計値は数字で確認できます。










ヒント
通常、エクセルではグラフデータを選択すると何らかのグラフに割り付けられ、データテーブルのみを表示させることはできません。そこで、合計データ列のみを「第2軸」で別のグラフ(ここでは「折れ線グラフ」にしている)にするのです。そして第2軸の最大値を「合計」値の最小値より小さい値にするのです。

作成手順
1.[グラフウィザード]を開き「縦棒」(グラフ種類)を選択して[次に]ボタンを押す。

2.「データ範囲」でセル範囲($A$2:$E$6)を指定して[次に]ボタンを押す。

3.「タイトルやラベル」などを入力して、「凡例」のタグの「凡例を表示する」のチェックマークを外し、「データテーブル」のタグ内の「データテーブルを表示する」にチェックマークを入れて[次に]ボタンを押す。

4.「オブジェクト」にチェックマークを入れて[完了]ボタンを押したら「グラフ 1」のグラフができ上がります。
※ 小技その1.「データテーブルの書式設定」、「軸の書式設定」、「グラフタイトルの書式設定」の各フォント欄にある「自動サイズ調整」のチェックマークを外しておくと自分好みのフォントサイズで表示できますよ。

5.出来上ったグラフの合計データに当るグラフ棒を選択(クリック)して、右クリックから[グラフの種類]をクリック、「グラフの種類」から「折れ線」を選んで[OK]ボタンを押す。

6.表示されている合計データの折れ線をクリック(どこでもよい)、右クリックから[データ系列の書式設定」をクリック、「軸」タグで「使用する軸」から「第2軸(上/右側)」にチェックマークを入れる。

7.第2軸の目盛数字上をクリック、右クリックから[軸の書式設定]をクリックして「目盛」タグで「最大値」を5000(この値は、合計データの最少値より少ない値にするとグラフエリア上に折れ線が表示されない)に設定して[OK]ボタンを押す。そうすると折れ線グラフがグラフエリアからなくなっているはずです。

8.最後に第2軸の目盛上をクリック、右クリックから[クリア]をクリックすると出来上り。後は、自分好みにグラフの体裁を整えて下さい。


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5−2.グループ単位で「積み重ねグラフ」を描画する



通常の積み重ねグラフは「グラフ 1」のようになり、月単位のグループがわからず、非常に見にくいグラフになります。









そこで、チョット工夫して「グラフ 2」のような見やすいグラフにしましょう。

ヒント
グラフデータに空の列を作ってやるだけで「グラフ 2」になります。





このようなグラフになります。








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